- しんとう
- I
しんとう【唇頭】くちびるの先。 くちさき。IIしんとう【心頭】こころ。 心中。
「怒り~に発する」
~(を)滅却(メツキヤク)すれば火もまた涼(スズ)し無念無想の境地にあれば, どんな苦痛も苦痛と感じない。〔禅家の公案とされ, 1582年甲斐(カイ)国の恵林寺が織田信長に焼き打ちされた際, 住僧快川(カイセン)がこの偈(ゲ)を発して焼死したという話が伝えられる〕IIIしんとう【慎到】中国, 戦国時代の趙の思想家。 黄老の学を修め, 法家の先駆をなしたといわれるが, 思想・伝記とも未詳。 その著「慎子」の現存部分も偽作という説がある。 生没年未詳。IVしんとう【新党】新しい政党・党派。Vしんとう【新刀】(1)新しくつくった日本刀。(2)日本刀の時代区分の一。 古刀に対応する名称。 慶長(1596-1615)頃から安永(1772-1781)頃までの作刀をいい, 初期のものを慶長新刀, 次いで寛文新刀と称する。 江戸時代における造語。→ 新新刀VIしんとう【浸透・滲透】(1)液体がしみとおること。「雨水が~する」
(2)思想などが, 人々の間にしみとおり広がること。「自由の気風が~する」
(3)溶媒の分子のみを通す半透膜を隔てて溶液を接したとき, 溶媒の分子が, 溶液を薄める方向に膜を通りぬけて拡散する現象。VIIしんとう【深悼】ふかくいたみ悲しむこと。VIII「恩師の急逝を~する」
しんとう【神灯】神に供える灯火。IXしんとう【神統】神の系統。Xしんとう【親等】親族関係の親疎を示す等級。 親子を一親等として数え始める。 兄弟は二親等, おじ・おばは三親等など。XIしんとう【震盪・震蕩・振盪】激しく揺れ動くこと。 激しく振り動かすこと。「日夜劇しく~する刺戟とに駆られて何事をも凝(ジツ)と考へる閑もなく/門(漱石)」
Japanese explanatory dictionaries. 2013.